陥入爪や巻き爪の原因としては、誤った爪の切り方や、足に会わない靴、外傷や急な体重増加などが良く知られています。
放っておくと爪の周りの肉が盛り上がり時には出血したり、痛みのため好きな運動もできなくなってしまうこともしばしばあり、大変つらいものです。
感染を起こした場合には抗生物質の内服薬や外用薬で治療しますが、とても再発しやすいのが実情です。
治療はかつては手術が主でしたが、術後の痛みが大変強いことや再発が多いことなど問題点も多く見られます。
肉芽のはみ出した例では液体窒素で凍結療法を行い、ガター法などを行っています。
ガター法というのは点滴チューブに切れ目を入れて爪の下に差し込み、爪が肉に食い込むのを防ぐ方法です。
そのほか、テーピング法、アンカーテーピング法など丁寧にご指導して自宅での治療も続けていただきます。
自費治療としては『巻き爪クリップ』や『巻き爪マイスター』などの既製品の矯正器具も使って巻き爪を矯正しますが、高度な巻き爪にはドイツで開発されたVHO式ワイヤーによる矯正を行っています。
この方法は曲がった爪に外から針金のフックをかけて上へ引っ張るだけなので出血や痛みを伴わず、大変楽に治療が受けられます。当日から運動、入浴など特に制限はなく、爪のまわりが腫れたり、爪が肉に食い込んでいるような方で、特に痛みをとる効果があります。
この治療は特別なライセンスを取得した院長が行っています(要予約)
VHO式ワイヤー治療は院長が行ておりますが、予約制ですのでまずは通常の診療をお受けいただき、必要のある方にだけお勧めしています。
巻き爪治療
巻き爪の治療には程度に応じてさまざまな方法があります。
テーピング法やガター法も痛みをとるには有効ですが、極端に巻いてしまった爪を開く効果はありません。
高度な巻き爪の方にはドイツで開発されたVHO式ワイヤーによる矯正を行っています。
この方法は曲がった爪に外から針金のフックをかけて上へ引っ張るだけなので出血や痛みを伴わず、短い爪の方でも治療できるメリットもあり大変楽に治療が受けられます。
当日から運動、入浴など特に制限はなく、爪の周りが晴れ上がったり、肉が盛り上がったりした爪で、特に痛みをとる効果があります。
この治療は特にライセンスを取得した院長が行っています。
自由診療で、1箇所につき16,000円(税込み)です。
爪の伸びるのに従って、2~3ヶ月ごとにワイヤーを取替え、約1年くらいで満足のいく結果が得られています。
VHO巻き爪矯正で爪がかなり開いた後は、市販の『巻き爪クリップ』や『巻き爪マイスター』などで爪が元に戻らないように保護します。